新戦車(後の90式戦車)の主砲については、初めからラインメタル社製の44口径120mm滑腔砲の採用が予定されていたが、日本製鋼所にも国産120mm滑腔砲の開発が発注された。同社がラインメタル社製品を圧倒する性能を目指した結果、
貫徹力で僅かにラインメタル社製品を凌ぐ射撃試験の成績を得たが、品質管理の難しい材質を使用しているとされ、量産時においてはラインメタル社製品との性能差は無いに等しいとの理由で採用されなかったという。しかし、不採用ながらも、同等以上の性能を発揮した国産砲により、ラインメタル社とのライセンス契約料を低く抑え、砲身素材まで完全国産化できたとされる。