起源については、
明治時代の
鉄道開業初期にまでさかのぼるといわれている。当初は単に郵便物を運ぶための手段であったが、明治中期には、専用の車両が作られ、車内で郵便物の仕分けなどを行うようになる。以来、全国に郵便車が走り、
東京駅や
上野駅、
大阪駅など主要な
鉄道駅では郵袋(行き先別に仕分けした郵便物を収納した麻袋で、「票札」というあて先
郵便局のタグがついていた)の積み下ろし作業が行われ、各地に郵便物を運んでいた。郵便車は各
鉄道郵便局の職員が乗り込んで、郵便局としての機能の一部を持ち、駅の
ポストに投函した郵便物では、あて先方面に向かう郵便車内で
消印が押されることが多かった。この消印を「鉄郵印」と呼ぶ。