このような両言語から対応する
語・
句を選定する作業において、単語は言語間で一対一対応をしているとは限らないことが問題となる。つまり、言語A では一語で表される
概念が、言語B では複数の語(複数の概念)にまたがっていることが問題となる。これは、文学作品でのニュアンスや語感の再現や、言語による色の表現などで顕著になる問題である。
例えば、
虹の色の数は、日本では七色とされているが、他の地域や文化によっては七色とは限らない。また、日本語で「
青」と呼ばれるものに緑色の植物や信号灯が含まれるのも、単純に単語を置き換えることができない顕著な例である。このような一対一対応がないという問題は、
機械翻訳の実現が単なる単語の差し替えでは不十分であることにもつながっている。