高原山(たかはらさん)の南麓に広がり、山岳地帯及び森林、里山に囲まれ、
箒川、宮川、
内川などの河川が北から南へ流れる。北部山岳・森林地帯は全国
名水百選に選ばれた
尚仁沢湧水の
水源となっており
水源の森百選に選定されている
高原山水源の森や
森林浴の森100選に選定されている
栃木県民の森、八方
自然休養林、
八方ヶ原など豊かな自然の宝庫で環境教育、
ハイキング向けに整備されている。高原山は古くは山岳宗教の対象でもあった。中部は南北に小高い丘が連なる
塩那丘陵の尾根に挟まれた宮川、中川、内川が流れる平地があり
水田地帯が広がっている。南部は
関東平野の北端ともいえる平地と小河川に刻まれた小高い丘の丘陵地からなり
塩谷町から流れてくる
荒川に接している。また中央部から丘陵をひとつ隔てた西部は箒川、
江川流域に
那須野が原に連なる平地が広がり水田地帯となっている。
「矢板」の地名の由来については、確定的なものはなく諸説ある。例えば、美田という意味の「八重田(やえた)」が転じたもの、あるいは、田畑を焼く「焼田(やきた)」が転じたものという説があるが、美田に関するような伝承はなく、焼田焼畑については、この地方のどこでも行われていたものなので、それを特別に地名にするような要素はほとんどない。また、土留めの板という意味の「矢板」が地名となったとも考えられるが、そのきっかけが全く不明であり、またそれを推測するのも難しく、これも根拠に乏しい。矢板市の市名となった矢板市大字矢板は、
矢板氏の発祥の地でもあるが、あるいは、地名が先ではなく、矢板氏という一族が支配したことで、その土地が矢板と呼ばれた可能性もあり、地名が先ではなく、氏姓が先で地名になった可能性もあるが、これも推測の域を出ない。