全ての配線をこれらの素材で行なうと極めて高価となるため、感温部のみにこれらの貴金属類を用い、常温付近となる配線用の部分にはこれらの貴金属と同じ
熱電能を持った比較的廉価な金属を成分とする合金線を用いることができる。この際用いられる合金線は「補償導線」と呼ばれる。また、補償導線等の接続には同じ熱電能の合金により製作されているコネクタにより接続し、これらを用いて計測器の温度均一、温度変化の少ない機器内部などの温度補償された接続部分まで配線する必要がある。なお、補償導線の
規格は
JIS C 1610 に定められている。
通常の熱電対は温度変化に対して鈍感な物であったが、13ミクロンメートル程度まで市販されている極細熱電対によりミリsec単位の早い温度変化と微小対象物も計測することが可能となった。