ダムの定義は各国により異なるが、
1928年に創設され現在88ヶ国が加盟する
国際大ダム会議における定義では堤高が5.0
メートル以上かつ貯水容量が300万
立方メートル以上の堰堤を「ダム」として定めている。そのうち、高さが15メートル以上のものを
ハイダム、それに満たないものを
ローダムという。日本の
河川法でいうダムとはハイダムを指し、これ以外の堰堤についてはたとえ「ダム」という名称が付いたとしても
堰として扱われる。ちなみに、明確な定義が無かった時期は、山に接して設けられるもの・積極的に流水を制御できる堰堤をダム、
堤防に接して設けられるもの・常に越水するなど受動的にしか流水を制御できない堰堤を堰として分類していた。しかし、堰の中にもダムと同様に
洪水調節・流水機能維持を目的に積極的な流水の制御を行う施設も建設されるようになり、ダムと堰の区別が曖昧になってきた。これにより、明確な定義を定める必要性が生まれたと考えられている。なお、ダムを上流から見たとき、右側を
右岸(うがん)、左側を
左岸(さがん)といい、ダムの下流側の面を
背面(はいめん)という。