通常、車の鍵はキーシリンダー内部とキーの鍵山が一致すればイグニッション
スイッチをオンにすることができ、エンジンを始動することができる。これに対してイモビライザーは、専用キーに埋め込まれた
トランスポンダと呼ばれる
電子チップが持つ固有の
IDコードと車両側のIDコードを電子的に照合し、一致すればエンジンを始動させることができる。従って合カギなどで
ドアを開け、エンジンを始動させようとしてもIDコードが一致しない限りエンジンを始動させることができない。
一部の
損害保険会社では、この装備車を対象とした保険料の割引サービスも行っているが、一方で実際に車両が盗まれた場合に保険金支払いを拒絶される事例が多発している。この場合、保険金支払いを受けるには契約者が自ら
訴訟を提起しなければならず、長い時間と労力を要する。リーディングケースとなった2005年12月13日大阪地裁判決の事案
[[外部リンク] イモビライザーがあってもクルマは盗める…裁判所が判断]によれば、
被告損保ジャパンは「イモビライザーは解除不能であるから盗難は不可能なはずである」と加入者による保険金詐欺を匂わせた主張を続けたため、盗難から一審の支払い命令
判決を得るまでに1年9か月を要している。
TBS「
ニュース23」2006年1月9日放送分では、この問題を特集した際に、イモビライザー破りの手口が業者により明かされており、結局はイモビライザー以外の自己防衛も必要だという事が語られている。